ユウサク
「ビール」と言えば、世界でも広く愛される「アルコール飲料」のひとつで、日本では「アルコールと言えばビール」なんて言う人が多いのではないでしょうか?
毎日のように飲む人もいますし、飲み会に行けば「最初はビール」なんて暗黙のルールがあったり…、とても愛され、日本の文化に浸透した飲み物だと言えます。
その一方で、苦いからビールは嫌い…なんて言う人や、飲み会などでも「ビールを一切飲まない」なんて事もあったり…、ビール離れとも言える現象も起こっているようです。
ビールって本来どんなお酒なんでしょうか?
みんなが飲んでるから…なんて理由で 何も知らずに飲んでいる人も多いのではないですか?
なぜ、とても「癖のある嗜好品」であるビールが ここまで広まったのか?
今回はそんな「ビール」について、簡単な知識などを まとめていきます。
~もくじ~
ビールとは?
ビールとは、ワインや日本酒と同じ「醸造酒(じょうぞうしゅ)」という種類の「お酒」です。
主に大麦を発芽させた「麦芽(ばくが)」(英:モルト「malt」)と呼ばれるモノを原料とし、「水」や「酵母」、「ホップ」を加えて発酵させる事によって作られます。
「大麦」とは、イネ科に属する植物で、発芽させる事で「発酵に必要な糖分を発生させる」事ができます。
そのため、収穫された大麦のほとんどは発芽させて、ビールの他にも、味噌、麦茶などの発酵食品に使われ、加工されます。
大麦の種類として「二条大麦」と「六条大麦」などが存在しますが、ビールには主に「二条大麦」が使用されます。(麦の穂が最終的に2列になるため、二条大麦と呼ばれる。通称:ビール麦)
ちなみに、「小麦」や、「ライ麦」、「ハト麦」などで作られたビールも存在します。
・ホップとは
次に「ホップ」とは、「アサ科のツル性植物」の名称で、麦芽と一緒に発酵させる事によって ビールの「香り」や、「苦味」を与え、「泡持ち」を良くし、雑菌の繁殖を抑えるなどの役割を持ちます。(たまに勘違いしている人もいますが、泡の事をホップと呼ぶ訳ではないですからね…www)
ビールに使われるのは「雌株(めかぶ)」の花の部分のみで、球花(きゅうか)と呼ばれます。
ホップ自体は、ヨーロッパでは「民間薬(ハーブ)」として使われ、含まれる「ポリフェノール」の働きによって、更年期障害の改善や、アルツハイマーの予防、肥満予防など、健康改善への利用にも注目されています。
ビールの苦みや、香りはホップによって大きく左右されるため、ビールの主な味を決めるのはホップに依るところが大きいとされています。
・副原料とは
基本的にビールの主原料とされるのは、「麦芽」、「ホップ」、「水」、「酵母」です。
それ以外の原料や、添加物などは「副原料」と呼ばれ、区別されます。
日本で作られるビールには「酒税法」といった税法によって、使える原料が定められています。
主原料の他に、「米」「とうもろこし」、「でんぷん」、「糖類」、「財務省令で定める苦味料若しくは着色料」などが認められていて、それ以外のモノが添加される場合は「発泡酒」として扱われます。
副原料を使わないビールは麦芽の特徴が強く出たビールになりますが、日本人が好むようなスッキリした味に調整するために「米」や、「スターチ」などが混ぜられることが多いようです。
海外などでは ビールに「果物」や、「スパイス」、「ハーブ」といった副原料を使用する事も多く、ホップの代わりにハーブを入れたり、氷砂糖を入れるようなモノも存在します。
そういった海外のビールは 日本ではビールではなく「発泡酒」として販売されています。
ビールの種類
「ビールの種類」は加えられる酵母の種類や、使われる麦の種類、焙煎の有無などによって分ける事ができます。
ビールの分類や区分の事を「スタイル」と言い、大きな区分としては「ラガービール」、「エールビール」、「自然発酵ビール」に分けられます。
・ラガービール
「下面発酵酵母(ラガーイースト )」を加え、「下面発酵」させたビール。
下面発酵とは 下面発酵酵母を使用し、5~10℃の「低い温度」で発酵させる醸造法で、発酵が終わると「酵母がタンクの底に沈んでいく」ため そう呼ばれる。
中世以降の冷蔵技術が発達してから生まれた製法で、低い温度で発酵する酵母を使用するため、ゆっくりと時間をかけて発酵を行う。
常温では発酵しないため、品質保持が容易とされるが、酵母がタンクの底に多く残るため「殺菌、ろ過」によって取り除く必要がある。
現在は ろ過技術の向上によって、ほとんどの酵母を ろ過出来ると言われているが、それによって「ビール本来の味」が失われているといった意見も多い。
キレのあるのどごし、豊かな泡、透明な黄金色が特徴で、味や品質を維持しやすく、大量生産にも向いているため、日本の市場に出回っているビールのほとんどは「ラガービール」になっている。(ラガーの中でも「ピルスナー」というスタイルのビールがほとんど)
・エールビール
「上面発酵酵母(エールイースト )」を加え、「上面発酵」させたビール。
上面発酵とは 上面発酵酵母を使用し、15~25℃といった「常温」で発酵を行う醸造法で、発酵が終わった際に酵母が「炭酸ガスによって浮き上がって来る」事から そう呼ばれる。
液面に酵母の層ができるので、それを取り除く事で「殺菌、ろ過」をする事なく酵母を取り除き、発酵を終わらせることが出来る。
高めの温度で発酵させるため、発酵時間が短く、さらに その温度によって風味や香りの成分(エステル)を大量に生成するため、フルーティーな甘味や、麦汁の豊かなコクの残ったビールになると言われる。
冷蔵技術のない昔から作られてきた伝統的なビールで、常温発酵、無ろ過、無殺菌で、泡が少なく、濁りがあるのが特徴。
僅かに残った酵母によって発酵が進む(熟成する)ため、品質維持が難しいとされるが、最近は流通の関係で「低温殺菌」されたものや、透明度を出すために「雑ろ過」されたモノも多い。
「クラフトビール」や「地ビール」といった 、個人や小規模醸造所が作るビールのほとんどは、伝統的な製法の「エールビール」である事が多い。
・自然発酵ビール
酵母を加えずに空気や水に存在する自然の酵母のみで「自然発酵」させたビール。
通常のビールに加えられる酵母は 人工的に培養され、それぞれのビールに合った酵母が使われるが、(大量の酵母を使い、中、短期間で発酵させる)
自然発酵の場合、空気中の酵母はビールの表面でしか働かないため、時間をかけて何度もかき混ぜ、全体を発酵させる必要がある。
長期(1~2年)に渡って熟成させる事で、独特の香りや酸味、甘味などが混在する味わい深いビールになる。
ちなみに 酸味の正体は、自然発酵の最中に「乳酸発酵」も起こるためで、酸味の強い自然発酵ビールの事を「サワービール」や、「サワーエール」とも呼ぶ。
ベルギーで作られる「ランビック」などが有名。
・黒ビール
黒ビールとは、黒色から黒茶色など濃褐色をしたビールを指す総称。
高温で「焙煎」した「濃色麦芽」を使って作られますが、ローストした麦芽だけでは酵素が働かないため、通常の麦芽とブレンドして作られる事が多い。
黒い色をしているので、苦いというイメージを持つ人も多いですが、コクが深く、味もやわらかく、さらに、苦味が少ないのが特徴。
ドイツを起源とする「下面発酵」で作られる「シュヴァルツ」や、イギリスを起源とする「上面発酵」で作られる「ポーター」、「スタウト」が有名。
日本では 黒ビールの区分については細かい区分けがされておらず、「ビール酒造組合が制定した規則」によって「濃色の麦芽を原料の一部に用いた色の濃いビール」を全て「黒ビール」として販売してよい事になっています。
そのため「キリン スタウト」といった製品名の黒ビールは「下面発酵」で作られますが、「スタウト(上面発酵のビール)」と言う名称が付いています。
・白ビール
主に「小麦」を半分以上の割合で使って作られるビールで、「小麦ビール」とも呼ばれる。
小麦だけでは十分な発酵を得られないため、大麦の麦芽も使用される。
「上面発酵」で作られるエール酒で、白濁した淡い色、飲みやすく、苦味が少ない、などの特徴を持ち、泡立ちがよく、フルーティな香りを楽しむことが出来ます。
アルコール度数の低いモノが多く、副原料として「オレンジピール」などを使用したモノも存在するため、飲みやすいビールとして人気を集めています。
ドイツの伝統的な製法で作られる「ヴァイツェン」や、ベルギーの「ヴィット」などが有名。
世界のビールとは
ビールは様々な国で作られ、愛飲されています。
・日本でおなじみの「ラガービール」が主流の、ビール大国「ドイツ」、「オランダ」
・日本に近い味わいのビールと言われる「アメリカ」
・ピルスナー発祥の地である「チェコ」
・ビールの生産量が最も多い「中国」
・「エールビール」と言えば「イギリス」
・多種多様なビールが楽しめる「ベルギー」
・酵母技術の先駆けとなった「デンマーク」
などなど…
海外のビールは甘味が強く、その分苦味もあり、クセが強いビールなども存在します。
それらは、日本人からすれば飲みにくいと感じるかもしれません。ですが、それが「本来のビール」と言えるモノです。
日本のビールは世界的なシェアを持っています。
ですが、「日本のビールはスカスカ」、「日本のビールはどれも同じような味」なんて事を言われているのも事実です。
最近では、ネットなどで海外のビールを購入する事も出来るようになりました。
関税がかかったり、長期保存できないため輸入すらできないモノも存在しますが、本場の味を知るという事もビールを楽しむ上で必要な事ではないでしょうか。
その他のビールの種類など
次に、最近 出回っている「発泡酒」や、日本における「生ビール」の定義とは?を簡単にまとめておきます。
・生ビール(ドラフトビール)とは?
本来、「生ビール」とは、英語では「ドラフトビール(draft beer)」と呼ばれ、熱処理も ろ過もしていない樽詰めのビールの事を指します。
酵母や たんぱく質などが残るので、保存の間に熟成が進む事、白濁したビールになる事などが特徴です。
世界的に見ると、樽詰めしたものであれば「熱殺菌していてもドラフトビールと呼ぶ」国なども存在するため、その表現は統一されていないようです。
日本における、生ビールは「加熱、殺菌処理を行わない非加熱製法のビールのこと」を指します。
現在の日本で作られるビールのほとんどは「熱処理」ではなく、「ろ過処理」で酵母や たんぱく質などを取り除いています。
そのため、市販されているほとんどのビールは「生ビール」という事になるワケです。
本来は、酵母菌が「生きている」から「生」と付ける訳ですが…、日本に出回るビールは ろ過技術の向上によって、酵母菌を 完璧に取り除いた長期保存に適したビールになっています。
つまり、世界的に見れば 日本の生ビールは「生ビールではない」と言えてしまいます。(日本のビール業界内での「生論争」の末にこうなってしまったようですww)
・発泡酒とは?
「発泡酒」とは、一般的に「炭酸ガスを含んだ酒」を広く そう呼びますが、ビール業界においては 麦の使用割合が2/3未満、もしくは 副原料として「ビールに使用できない」材料を用いているモノを発泡酒として分類しています。(第二のビールと呼ばれる)
なので、通常のビールに使用できる原料以外を使う場合は「発泡酒」となります。
日本の酒税法では、麦の使用割合によって税金が変わって来るため、現在市場に出回っている発泡酒のほとんどは「麦の使用割合が25%以下」のモノが多く、それを補うように「香料」や「糖類」、「酵母エキス」、「アミノ酸」などで味を調整して販売されています。
麦の使用割合を下げて、かかる酒税を下げる事や、安く売る事を目的としたモノで、ビールに近い味わいを実現させるために様々な添加物が使われる訳です。
ちなみに、フルーツや 香辛料など、酒税法上ビールに区分されない原料を使ったために、「発泡酒」として表示される「地ビール」ならぬ「地発泡酒」なども存在します。(麦の割合が多くても発泡酒になってしまう)
・新ジャンル ビールとは
「新ジャンルビール」とは、ビールとの誤認を避けるために「発泡酒」の後に作られたアルコール飲料の分類で、「第三のビール」と呼ばれる。
これは完全に「ビールっぽい味のするアルコール飲料」の事で、表示的には「その他の醸造酒(発泡性)」として表記されます。
大豆や、エンドウなどの麦芽以外のモノを原料とし(麦や、麦芽を使用しない)様々な添加物によってビールっぽい味に調整されて販売されています。
成分や味を調整して販売する事が可能なため「糖質ゼロ」や「プリン体ゼロ」、「カロリーオフ」など、ビールにはない付加価値を付ける事でも、売り上げを伸ばしているようです。(機能性ビールとも呼ばれる)
最近では、「第四のビール」と呼ばれる「発泡酒」に「スピリッツ」などを混ぜて作られた「リキュール(発泡性)」と表記されるビールも販売されています。(税法上は第三のビール)
こちらは、リキュールなどの蒸留酒(スピリッツ)を入れる事で「酒税が安くなる」というカラクリを使って作られたビールで、麦芽の使用割合も発泡酒よりも高くする事ができます。
それに麦のスピリッツを入れるなどして作られるため、結果的に「元のビールに近い」モノになっています。
・ノンアルコールビールとは
基本的には、アルコールを抜いたビールを「ノンアルコールビール」と呼びます。
本来は、ビールから「蒸留や蒸発」、「フィルタによる分離」といった方法でアルコールを取り除いて作られます。
これは、ビールを作るコストに併せて、アルコールを抜く作業をするため、コストや手間のかかるモノだと言えます。
ドイツや、欧州各地ではこういった製法で ビール本来の味わいや、特徴を残した「ノンアルコールビール」が作られています。
それに対し、日本で作られる「ノンアルコールビール」は…、「麦汁」や「麦芽エキス」などを使い、それに「炭酸」や「発酵によって生じるハズの風味」などを付け加えて作られます。
つまり、香料や甘味料、調味料などで味を調節して作られた意味不明な「麦ジュース」です。
日本のノンアルコールビールは、ビールではなく「麦ジュース」なので…、酒税がかからない「清涼飲料」という区分になります。
なので、価格も安く、アルコール離れの時勢も加わって、売り上げは上がっているそうです。
「なぜドイツなどと同じ製法で作ったモノが存在しないのか?」ですが、こちらも酒税法が絡んでいるようで、酒からアルコールを抜く製品は「作らないと言うより作れない」んだそうです…。
ちなみに厳密には日本のノンアルコールビールは、「ビールテイスト飲料」と呼ばれます。
ビールの健康効果と危険な成分
実は、ビールは身体にイイなんて話を聞いた事はありませんか?
純粋なビールであれば、その原料は「麦」や「ホップ」によるものです。
「麦」自体は健康食品としても古くから知られていますし、「ホップ」にも多量の「ポリフェノール」が含まれるため、抗酸化力や 様々な健康効果にも期待ができます。
他にも、葉酸、鉄分、カルシウムや、ビタミンB、ミネラル(セレン)、核酸、アミノ酸なども含まれていて、「適量のビール」は肝機能に対して良い影響を与える。なんて研究結果もあるぐらいです。
特に「酵母菌」には多くのアミノ酸が含まれていますので、酵母の残った「エールビール」には 健康効果が高くみられ、欧州などでは「健康のためにビールを飲む」という考えは一般的となっています。
日本のビールは酵母菌などの「健康によいとされる成分」は、ろ過されてほとんど残っていないかもしれませんが…
変に添加物などが大量に混入されて味を調整されたモノよりかは「純粋なビール」の方が身体にイイのは間違いないですよ?
・危険な成分
ビールの缶、または瓶の「成分表示」を注意して見た事はありますか?
通常のビールであれば、「麦、水、ホップ」、または副原料として「米、スターチ」などの表示しかないと思います。
では、ノンアルコールビールや、安く売られている「ビールもどき(プリン体や糖質を抜いた商品、新ジャンルビール)」などはどうか?
通常のビールの製造に関係のない成分などがズラズラと書いてありますよね?
わざわざ糖質や、プリン体を抜いたように見せかけるために「人工甘味料」が使われていたり、「調味料」を添加されていたり…炭酸や、アルコール成分、ビールの色合いさえも添加されているモノも存在します。
化学的な操作や、工程の操作で「ビールではないモノを作り」、人工的に「ビールの味がする液体に戻す」のですから、それはもう「ビールじゃない」としか言いようがありません。
二日酔いや、悪酔いの原因、肥満や、血糖値の上昇などの「ビールによる害」は こういった添加物が影響を与えている。可能性も高いと思います。
全てが悪い訳でもありませんし、製造前の過程で混入されるモノも多くあるので「全てを避けれる」訳ではありませんが、少なくとも原材料欄ぐらいは確認してから選んでください。
・プリン体とは?
次に、身体に悪い成分として一時期 騒がれていた「プリン体(プリン塩基)」について見てみます。
プリン体とは、特にビールだけに含まれているものではなく、穀類や野菜、豆類、肉類、魚類など、ほとんどの食品に含まれている成分の一つです。
人の味覚で「旨味」を感じる成分であり、細胞分裂の盛んな組織に多く存在しています。(細胞の遺伝子(DNA)を構成する物質なので)
食品としては、鰹節などには多く含まれ(100gの鰹節に500mg程度)ますが、実はビール自体にはそれほど含まれていません(100mlのビールに10mg程度)
細胞分裂の盛んな人間の体内でも生成され、そのプリン体の割合は、自己生成が8割、食品などからの摂取が2割となっていて、食品からの摂取よりも体内で生成されるモノの割合の方が多いです。
そもそも、ビールにほとんど含まれていない「プリン体をゼロにした製品」がなぜ存在するのか訳が分かりませんが、消費者がいかに「バカにされているのか」はよく分かりますねww
まとめとか感想とか
途中から日本のビール批判みたいな記事になりましたが、別にビールが嫌いな訳ではありませんし、企業に恨みがある訳でもありませんww
ですが、企業も商売をしている訳ですから、わたしたちも「イメージ」や「販売戦略」に流されないようにしなくてはなりません。
日本のビールは世界的に見て、「飲みやすいビール」、「品質の高いビール」として一部では受け入れられてはいますが、日本のビール文化は確実に世界に遅れを取っています。
それは世界の国々で販売されているビールに比べて「圧倒的に種類が少ない」ことも挙げられますが、市場に出回るビールが「大量生産、大量消費、長期保存」を目的として作られた 味気のないビールばかりだから。です。
その結果、日本人は「味わいの浅い水っぽいビール」ばかりを飲み、それが本当のビールだと思い込んでいます。
ここまで読んで下さった方なら気付いたかもしれませんが、日本のビール業界は、消費者を置き去りにし、利益を優先して「税金と戦っています」wwww
税金とのいたちごっこでどんどん新しいビールが開発されている現状を見れば、そう言わざるを得ません。
まあ、酒税法の改正案である「税率の一本化」などによって「小手先のワザ」は封じられてしまう事になるので、今後はどうなるかは分かりませんが…。
こんな市場で「本当に良いモノ」なんて生まれるハズがないワケです。
大手各社は、やっとこさ「クラフトビール」などに力を入れ、業界での地位の確立に向けて舵取りを始めている…なんて話もどこかで聞きましたが…。
今後のビール業界がどのように変化していくのかは分かりませんが…業界が変わることと同じように わたしたちもいつまでも「本物の味を知らない」ではいけないのでしょう。
これを機にビールとの付き合い方、少し考えてみてもいいのではないでしょうか?
ではでは、今回はここまで。また次の記事で会いましょう。
迷った羊の疑問
あとは、水などのアルコール以外の水分はちゃんと摂らないといけないよ。
ちなみにウコンの液体やサプリなんかを飲む人も多いけど、効果が低いとも言われているし、肝臓にダメージを与える。なんて研究結果もあるみたいだから、そんなモノに頼らない量で済ませるのが一番だと思うけどね。(特に「果糖ぶどう糖液糖」なんてモノが真っ先に書いてるような製品は何の効果もないと思った方がいいよ?ただの砂糖の塊だからね?ww)
副原料が入る事で、海外ではビールとして売られていても、日本で発泡酒の区分に入るようなモノはビールよりかは安く手に入るかもしれないね。
飲みやすい温度としては「6℃前後」で、冷蔵庫で少し冷やす程度の温度が「適温」じゃないかな。
海外のエールビールなんかは甘味が強いから、「10℃前後~常温」で飲むと「甘味や酸味を感じる事が出来る」って言われてるね。