ユウサク
「情報弱者」って言葉を聞いた事がありますか?
普通に考えると、情報を持たない人間は「弱い者」なんやでっ!というのをこの言葉から読み取ることが出来ますが…。
本当にそうなのでしょうか?
「俺は〇〇大学を出て豊富な知識と経験がァァ!」とか、「テレビとかニュースとか毎日見てる」なんて人も、情報の真意や、本質を掴めていなければ「持っていないのと同じ事」になったりもしてしまいます。
現代の情報社会において、「情報を持っていない人は弱い」と言えます。
今回は、そんな「情報社会」を生き抜くために必要な知識や、本当の情報弱者とは?という感じでまとめていきます。
真の情報強者とは誰だっ!!( ゚Д゚)キッ
~もくじ~
情報弱者とは
もともと、情報弱者とは「IT」関係の用語で、パソコンやスマホなどの使い方や情報を持っていない人は「便利な世の中に付いて行けない」といった意味で使われる言葉です。
略して「情弱(じょうじゃく)」などと言ったりもします。
ネットの世界にある情報資源にアクセスし、使いこなす能力は この「情報社会」を生きる上で必要不可欠なものですが…、いまや当たり前の知識にもなっています。
スマホやパソコン、インターネットを全く触れない、出来ないなんて人は…最近ではほとんどいなくなりました。
「情報弱者」といった言葉ができたのはコンピュータやインターネットが普及し始めた頃の話ですから当然ですね。
・現代の情報弱者
現代では「情報弱者」といった言葉は少し違った使われ方をしたりしています。
それは…
・みんなが知ってることを知らない人(割引情報や、最新トレンドなど)
・情報化社会についていけていない人(wi-fi、クラウドソーシング、AIなど)
・通信回線が細かったり、通信制限にかかる人(物理的にネット環境が弱い)
・ウソの情報を信じている人(このサプリがダイエットに効くゥ!)
・難しい言葉で攻め立てられてタブレットまで契約してしまう人(わたしの友人の事やでそれ!!)
などを、少し見下す感じで「情報弱者」と呼んだりします。
ですので、このような人は「情弱乙ゥ!」と言われてしまっても仕方ありません。ww
現代の「情報弱者」とは、「IT情報を知らない人」だけを指すのではなく、情報全般において「情報をうまく使えない人」、または「拾えない人」を指すという事ですね。
本当の情報弱者
情報弱者とは、「情報をうまく使えない人、拾えない人」ですゥ。
と書きましたが、その中でも「本当の情報弱者」と呼ばれる人間がいます。
そのような人間は、自分が情報弱者である事にすら気付かず、知らず知らずのうちに搾取され、損をして生きることになります。
では、どんな人間が「本当の情報弱者」なのか…?
それを知るために、まず あなたの目の前にある情報がどんなモノなのかを知っていきましょう。
・世の中にあふれる情報
まず、世の中に流れる「情報」をどういう風に 捉えられるかを考えていきます。
今や あらゆる情報が、ネットやテレビで簡単に手に入るようになった時代です。
テレビは毎日24時間放送されますし、雑誌だって毎月必ず発刊されます。
さらに、情報アプリに、ネット上のブログや、Twitter、Facebookに、インスタなどのSNSなど、様々な情報源がいたるところに存在します。
その中でも、芸能ニュースやスポーツ、趣味のニュースや政治の話、健康の話など、書き出したらキリがないですが…
それらの情報って、どれも比較的簡単に手に入ります。
「テレビやアプリを見てれば簡単に情報が得られるんだから…」と言って、わざわざ自分で真意を確かめたり、ウソか本当かを調べたりするような人は少ないでしょう。
そして、その結果あらゆる情報は「与えられるもの」だと勘違いしている人も多くなっています。
現代の人間は、与えられる事に慣れ過ぎて「情報の選別能力がマヒ」してしまっています。
動物にエサを与え続けたら、その内「エサじゃないモノ」でも食べるようになります。それが偽装され、美味しく感じるように加工された「疑似的なエサ」だとしても気付かなくなる訳です。
・情報戦争とは
世の中に溢れる情報、それはとても簡単に手に入り、実際に 多くの情報を受け取れるようになりました。
役に立つ、立たないは置いておいて、なぜ こんなにも大量の情報が飛び交うのでしょうか?
みんなが役に立つ情報を、わたしに教えたくて仕方がないのでしょうか?www 押し付けたくて仕方がないのでしょうか?www
実は、それらの情報のほとんどは、資本主義の名の元に繰り広げられる「情報戦争」による 営利目的のものばかりです。
簡単に言えば、客を取り合い、モノを売るための情報だと言うことです。
つまり、わたしに簡単に情報を与えてくれるのは、わたしのためを思ってくれているのではなく…。
ただモノを売りたいがため…だったのです…!! だ、騙されたァァァああ!!www
もちろん全てが そんな情報ばかりではないと思いたいですが…実際には、この世の中の ほとんどの事柄には「利害関係」が発生しています。
間接的なもの(満足感や達成感)であれ、直接的なもの(金銭や物品)であれ、何かを貰う代わりに何かをしてあげている という事です。
情報だって同じ事で、与える側は「情報を与える代わりに」我々から何かを得ようとしているのです。
それは商品の販売であったり、集客であったり、まわりまわって企業や、国家の利益になるような事柄が少なからず含まれているのです。
つまり、企業やマスコミ、国家は自分たちの利益のためにわたしたちに情報を流しているという事です。
動物にエサを与えるのは「観賞用として飼育するタメ」ですよね? もしくは「後で美味しく頂くタメですよね?」なんの利害関係もなくエサを与える訳ではないんですよ?
情報は決して与えられるべきものではありません。
よく見る「お得な情報♡」は、こちらがお得なわけではなく、発信する側がお得になるための情報な訳です。
・本当の情報弱者とは
本当の情報弱者とは、つまり前項のような情報にまんまと乗せられて テレビからの情報を疑うことなく受け入れ、流行りに乗り、必要のない情報にイライラしたり羨ましがったり…そんな人の事です。
言い換えると「情報に踊らされて自分の意思を持てない人」とも言えます。
例えば…、あなたが健康になるための食品を探すとします。
テレビはあなたの身体の事を考えて放送してくれていますか?
何万人の人が見るものですよ?あなたの個人アドバイザーではありませんし、わたしたちの身体の事なんて知ったこっちゃないんです。
スポンサーに付いている企業の商品を真っ先に紹介するでしょう?
例えば…、あなたが ネットでお金を稼ぎたいとします。
ホントに稼げる情報を教えてくれる人は いるでしょうか?
親切に教えてくれる人がもしいたとしても、情報を与える側もボランティアでやっている訳ではありません。
授業料が取りたかったり、教材を売りたかったり、広告を見て欲しかったり。どこかで利害関係が発生するのです。
そもそも、そんな貴重な情報は 肝心なところは「隠して」教えてくれないようなモノです。
そんな情報が与えられる訳がありませんよね?
世の中に流れる情報の全てが、ウソの情報だとは言いませんし 全くの無価値なものばかりではありません。
ですが、その情報をどう使うのか?
それが「本当の情報弱者」と、「情報強者」の分かれ目となります。
情報強者とは
本当に重要な情報を得るためには、垂れ流される情報、与えられる情報から「情報を選別して補完」する必要があります。
自分にとっての無価値な情報をポイして、利害が発生するような情報に踊らされず、必要な情報のみを選別して掘り下げてから繋ぎ合わせる…そんな事をする必要がある訳です。
では、情報を選別するには?補完するにはどうすればいいのか?を見ていきましょう。
・情報の生死とは _(:3 」∠)_ぱた
本当の情報を知るためには、その情報の本質を見なければいけません。
つまり、その情報が「生きた情報」なのか、「死んだ情報」なのか?という事です。
自分に必要な情報は「生きた情報」と言えますし、自分に必要のない無意味で無価値な情報は「死んだ情報」でしょう。
じゃあ、全部必要なんじゃないの? つまりは全部「生きた情報!」ハイ論破ァ!
果たして、それはどうでしょうか?
そもそも、自分に「必要な情報」なんてものがその辺で 垂れ流されていると本気で思いますか?
世の中の情報は、ほとんどが真意の分からない営利目的の「与えてもらった情報」だと上の項で書いたように、わたしたちがいつも見ているものは、実は…全部「死んだ情報」と言えます。
有益で役に立つ情報は与えてなどくれません。「自分で探さないと」手に入らないのです。
家畜がエサを与えられ続けていつか食べられてしまうように、自分の意思でエサを探し、自分の意思で食べ物かどうかを判断しなければいけない。そういう事です。
つまり、得た情報を自分でウソかホントかを調べて、様々な情報から選別、補完して「自分が納得して得た情報」それが「生きた情報」です。
・情報の選別、補完とは
ここまでで言いたい事は、全ての情報は「死んでいる」けれども、その中でも「ピクピクしながら生きている」情報もあるという事です。
得た情報は、何もせず 調べず 補完せず 鵜呑みにしてしまえば勝手に「死んでいってしまいます」。
それを「生かせるかどうか?」それが重要なのです。
例えば…、「車に乗れば目的地に早く着くよ」という情報を得たとします。
得た情報をそのまま信じてしまう人は「車に乗ればいいのか」と言って 車に乗り込むだけで終わります。永遠に目的地へは着かないでしょう?
目的地に辿り着くには、まず免許や運転技術が必要です。そういった 技能や、エンジンをかけ、運転して目的地へ行く。
といった 情報の補完や、技術の補填 を自分でしなければ、得た情報は、永遠に使いものにはならないのです。(車の運転はあたりまえ過ぎてピンとこないかもしれませんが…原始人に同じ情報を与えても目的地には辿り着かないでしょう)
例えば、テレビでトマトのリコピンが身体にいいと紹介していました。
次の日からトマトばかり使って せっせと料理しちゃう人は、「死んだ情報」を利用していると言えます。
つまり、トマトが身体にイイ!という表の情報だけを見ていると言えます。(上の例で言うなら車に乗るだけで終わっている)
そんな人は 極端に言えば、インスタントラーメンが実は身体にイイ!とテレビでやってたら信じちゃうタイプの人です。
「だって、テレビでやってたし?」、「芸能人の〇〇さんが言ってたし?」 へェ~なんでも信じちゃう純粋な心をお持ちなんですねww
情報を選別、補完するというのは、トマトに着目するでもなく、トマトに含まれるリコピンに着目するでもなく、トマトに含まれる成分が身体にいいとされる理由を探るという事です。
もちろん、その番組の後に続く、トマトのサプリの紹介や、トマトのゴリ推しや、カゴメのCMは、情報としては捨ててしまいます。(カゴメさんごめんなさいww)
トマトを食べる食べないではなくて、トマトの何が身体にいいのか?抗酸化作用か?他の食品にはないのか?などの 情報を分析して必要なものだけを取り出して利用する訳です。
情報を選別するということは、本当にそれが「自分にとって必要な情報か?」、「信憑性はあるか?」、「 深掘りする必要があるか?」、「これで大丈夫か?」などを、ハッキリと線引きする事でもあります。
つまり…
「情報強者」とは、「情報の取捨選択が上手い人(選別)」、「死んだ情報を 生きた情報に作り替えることが出来る人(分析、補完)」の事だと言えます。
テレビや雑誌の情報をそのまま信用しちゃうようでは「本当の情弱」になってしまいますよ?
情報社会を生き抜くために
「大量の情報が簡単に手に入る」それはとてもいい事です。
ですが、それは裏を返せば、大量の「いらない情報」や「有害な情報」、「無意味な情報」なんかも中に含まれているという事です。
テレビ番組なんかはもちろんですが、誰かのツイートなんかも「情報の一部」ですし、ネットの書き込みなんかも「情報」と言えてしまいます。
そんなに他人のツイートにイライラして必死で反論しちゃって…情報の選別が出来ない「情弱さん」なんですかね?
自分にはなんの関係もないですよ? なんの役にも立ちませんよね?プラスになるなら取り入れればいいですし、何も得るものがないなら そっと閉じればいいのです。
まず、そのような、自分にとって無意味で無価値な情報は「死んだ情報」と呼んでポイしてください。
そして、自分にとって必要な情報、有用な情報のみをキャッチしてください。
信じれるモノ、信じられないモノ、頑張る事、頑張らない事、買うべきモノ、いらないモノ、それをハッキリと自分の意思で判断できるようになってください。
それを繰り返して自分の中でハッキリとした「判断基準」を作るのです。
テレビやマスコミ、芸能人などの言葉に流されない「自分で決めた自分の判断基準」です。
全てが必要のない情報ではありません。だからこそ、より良い情報や必要な情報を見抜いて利用する力を養うべきだとわたしは思っています。
わたしたちは、今まさに「情報戦争」の真っただ中にいます。
呑気に相手の情報を信じていてはダメですよ。
逆に利用するぐらいの気持ちでかからなければ、知らず知らずのうちに敗北し、搾取されてしまいます。
まとめとか感想とか
ちょっと、テレビやCMの批判みたいな記事になってしまいましたが…
最近では ちょっとマーケティングが過ぎるんじゃないか…?と思うほどの「情報戦争」が目につきます。
「本当の情弱」とは、情報を自分で選別できない人、考える能力のない人、「死んだ情報」のみを信じて行動してしまう人、情報のウワベにしか気付けない人、情報に踊らされる人。
なんて書きましたが、そうなってしまうのは仕方がない…と思えるほどの「情報(エサ)の過剰供給」状態です。
この状態で「自分で食べ物を探しに行く人」はなかなかいない…というのは当たり前なのかもしれません…。
テレビや雑誌の情報を 全て信じてしまうのはどうかと思います。
今年の流行!だとか、イマ〇〇が売れている!だとか…その裏には、流行らせたい、〇〇を売りたい、といった事情もあります。
トレンドに乗るのが悪いとは言いませんが、「知った上で騙される」のならいいんです。
仕組みを 理解していれば自分の利益として利用する事もできますから。(なぜこの柄を流行らせたいのか?なんのために?などの意味や意図を考えて、結論を出せた人が流行りのショップを作ったりする訳です)
ですが、知らずに騙されているのだとすれば、それは必要のないモノを買わされ、必要のない事をやらされ、タブレットまで契約してしまう事になりますww(それワイの友人のha…)
「情報社会」を生きる わたしたちに必要な力とは「情報の本質を見抜く力」ではないかと私は思います。
これは ウワベの情報だけでなく、その情報の「意味」や、「意図」を「読み解く力」であるとも言えます。
与えられる情報を鵜呑みにするだけでは「必要な情報」は手に入らないと自覚し、情報を自ら「読み解く」事によって 生きた情報に作り替える。
といったことが これからの情報社会を生き抜くためには必要ではないでしょうか。
ではでは、今回はここまで。また次の記事で会いましょう。
迷った羊の疑問
結婚やら土地の分割なんて事も「国家が作ったハナシ」に過ぎないんだから。そういった情報操作でアタリマエが刷り込まれる訳だしね。
過剰に拒否する必要はないけど、自分にとっての いらない情報に振り回されないようにねって事さ。
身近なものだとハロウィンやバレンタインだって企業戦略だけど、楽しんだもん勝ちだろ?
車の構造を知らなければ、良い車を選ぶことはできないのと同じで、まず、日ごろから情報の中身や裏側を見るクセを付けないとね。
「疑ってかかる」、と言えば聞こえは悪いけど…全ての情報はウソなんだと思う事もときには必要な事だよ。
安いものを高く買わされたり、価値に見合うものを選べなかったり、スマホと一緒にタブレットやルーターまで抱き合わせ販売されたり…(タブレットしつこいww)
アタリマエだと思わされている事でコントロールされている…なんて事もあるよね。
一生同じ会社で働かないといけない!なんて情報も日本ではアタリマエの事だと思うけど、海外では異常な事だったりする訳だしね。
じゃあ ボクは、まずはお兄さんの言う事から疑う事にするね!えへ