ユウサク
人はなぜ眠るのか? これはまだ完全には解明されていない未知の分野でもあります。
最近では「現代人の睡眠の質が落ちている…」、「眠れない人が増えている」なんて話も聞くようになりました。
なぜ眠くなるのか? いつ眠くなって、どのように眠ればいいのか? そんな疑問を持ったことはありませんか?
イロイロと調べてみたけど…書いている事がバラバラすぎて参考にならない…そんな情報ばかりが出回っているのが現状です。
ですが…それは仕方のない事なんです…
「だって…みんなまだ分かっていないんだもの!!」
生物にとって睡眠はとても重要な意味を持っています。
ですが、上で書いたような疑問はまだまだ分からない事だらけの「未知の領域」です。
今回はそんな生物にとって重要な「眠り」について わたしなりにまとめていきます。
~もくじ~
生物はなぜ眠るのか?
生物はなぜ眠るか?
それは…今まで考えられてきた「脳の情報処理」や「身体の成長」、「自律神経がなんちゃら」といった話ももちろんありますが、生物の身体にとって重要な意味を持っている「電子」に関わってくる話でもあります。
なぜなら睡眠は「身体の電子を充電する期間」だと考えられるからです。
充電?人間は電化製品じゃねーよ?なんて思った人も多いとは思いますが…。
人の身体は「電子で出来ています」。
そして、電子は身体の中のあらゆる所で使われ、(電気と言うか、電子ですが…まあ、同じモノです)それ故に電子は生物の身体の中で起こる様々な化学反応に密接に関わりあっています。
そしてそれは体内に無限に存在するものではなく、酸化、還元を繰り返し、体外に放出されることによって消費されていくものでもあるワケです。
生物の活動において大きな役割を持っている「電子」を補充、またはそれらを使って体の調整を行う…それが睡眠という行為だと言う事です。
眠りについてのイロイロ
ここからは「生物にとっての睡眠は身体の充電期間」という話を元に、眠りについての知識をまとめていきます。
眠りと言うのは生物にとって とても重要な行為の一つです。ですが、睡眠の意味や機能、理由でさえまだまだ解明されていないのが現状です。
そのため、世の中にはモノを売るための情報や、ウソの情報、意味不明な情報なんかも紛れていると思った方が良いでしょう。
・8時間睡眠は必要か?
よく「人間は8時間眠らなければいけない」そんなセリフを聞きますが…これはウソだと思われます。
まず、8時間寝ないといけない。というアタリマエは真っ先に捨てた方がいいでしょう。
さらに言うと、
・睡眠時間が短いと寿命が縮まる。
・早寝は睡眠の質を下げる。
・決まった時間に眠ったほうがいい。
なんて話も無視しても大丈夫です。
睡眠時間なんてものは人の生活環境によって それぞれ違って当たり前なハズです。
レム睡眠とノンレム睡眠の周期が90分だと言われていますが、それすらも個人差がありますし、そもそも眠りの「深さ」や、「質」なんてものも存在しません。
何をもって眠りが深いと言えるのでしょうか?質がいい眠りとはいったいどんな眠りですか? 寝起きが良かったら質がいいのでしょうか?
よくレム睡眠が浅い眠り、ノンレム睡眠は深い眠りで1~4段階の眠りの深さがある。とされますが…レム睡眠が「浅い」眠りと一概に言えるわけではありませんし、ノンレム睡眠時の段階ごとの眠りについても段階ごとに役割が違うだけで 全てが必要だとも言えるワケです。
そして、その全ての必要な眠りは 眠り始めから2時間半~3時間で完了してしまう…とも言われています。(つまり、3時間眠れば睡眠の役割は果たせるという事でもある)
・眠る時間は「環境やクセ」によるもの
生物の睡眠時間や、タイミングは生きている環境によって左右されている。といってもいいでしょう。
野生に住んでいる動物はグータラ寝ている時間なんてありませんし、無防備な状態になる睡眠時間は短いハズです。
自然界での動物の睡眠時間と、飼われた動物の睡眠時間は違います。これは同じ動物の種類でも大きく変わってきます。
それは その動物が置かれた危険度によって変わってくる。と言えます。
グースカ寝ていられない環境に置かれた野生の動物は睡眠時間は短くなる傾向にありますが、逆に動物園などで飼われた動物はほとんどの時間を寝ているように感じる事も珍しくはありません。
安全な環境で生きていたり、動物園で飼育されているような動物ほど睡眠時間は長くなり、寿命は短くなる傾向になるそうです。
睡眠時は身体の代謝が高まる。すなわち老化が進むと考えてもいいかもしれません。(見かけ上は動物園や飼われたペットの方が寿命が長いことになっていますが…寿命を全うできた場合は野生の方が長く生きるという事です)
野生の動物を見れば「人という種の動物」がどのように生活すればいいのか?は見えてくるのかもしれません。
人間における睡眠の研究でも7時間以上眠ると「長くなるにつれて死亡確率が上がっていく(寿命が短くなっていく)」といった研究結果もあります。(7時間未満の睡眠では死亡確率はほぼ変わらない)
こういった事を踏まえた上で、人という種の睡眠時間は8時間も必要がなく「3時間~6時間ぐらい」で十分だと考えるべきです。
あなたの睡眠時間が長いのは「安全で快適な環境」を与えられているからです。
そして、現代の生活基盤によって「身体が酸化して電子が足りていない」からです。
長い睡眠時間によって人生の貴重な時間を浪費してしまっている…という可能性も考えてみるべきでしょう。
・睡眠のクセとは?
俗に言われる「ショートスリーパー(3時間ぐらいしか眠らない人)」と、8時間も10時間も眠ってしまうわたしたちとではいったい何が違うのか?
みんなそれぞれ個体差があるんだから…。ショートスリーパーは遺伝だから…。なんて思うかもしれませんが、人間の身体の構造は ほぼ同じです。もちろん脳の構造もほぼ同じです。
上で「睡眠時間は置かれた環境によって大きく左右される」と書きましたが、その環境で慣れてくると「睡眠周期のクセ」が付いてきます。
寝ても寝ても眠気が取れない…。という原因の一つは、眠りの周期がクセ付いている。という事にもあります。
毎日8時間眠る人は8時間眠らないといけない身体になっていますし、3時間しか眠らない人は3時間で十分な身体になっているワケです。
太陽光や、気温、食事の有無、ストレスなど外的要因もあるでしょうが、人の生活リズムやクセは自分自身が作っているモノです。
つまり、眠りの時間や体温調節を「生活リズムに合わせて」身体が自動で合わせにかかっている。ということで、
下手をすれば身体の体内時計と呼ばれる「概日リズム」なんかも自分自身が合わせて勝手に身体がリズム化している可能性もあります。
体温のリズムなども同じことが言えます。
それは、眠りのクセによって体温が上下されているということで、「体温が下がるから眠くなる」のではなくて、「毎日眠っている時間だから体温が下がる」というそれだけのことなのかもしれません。(食事の時間になると腹が鳴り出す。そわそわする。食べないと落ち着かない。そういった現象と同じ事です。)
つまり、身体のリズムによって睡眠がコントロールされているワケではなく…、自分の生活環境が身体のリズムを作っている。と言えるのです。
人の身体は現在の環境に適応するように順応します。
ここ数百年の「眠りの常識」と、何百万年も繰り返された「眠りの非常識」ではどちらが生物の体に適合しているのか?それを考える価値はあります。
「生物は絶対に眠らなければいけない」というのは確実ですが、睡眠時間が〇〇時間必要。というのはただのクセであって、前項で書いたように 睡眠時間は3時間以上あれば十分とも考えられるのです。(子供の睡眠時間には当てはまらないと思いますが…ww)
さらに「睡眠は身体の充電期間だ」と書いたように、「身体がいかに充電を必要としているか?」によっても左右されてくると思われます。
身体が酸化した状態であれば、常に電子が足りていないような状態ですので、それを補うために睡眠時間は長くなるでしょうし、逆にあまり身体を動かさなかったり、保有する電子の量が多いアルカリ状態の人であれば長時間眠る必要はないワケです。
私たちは「電子の海」の中で生きています。全てのモノが電子で構成され、透明に見える空気でさえ「窒素や酸素」という物質とそれを取り巻く電子のカタマリでしかありません。
そんな環境で生きているわたしたちにとって重要な事は、睡眠環境を整える。睡眠の質を求める。そんな事よりも「身体の状態を正常に持っていき、身体の事は身体に任せる」それだけでしかないのかもしれません。
より良い睡眠のためには?
では、「より良い睡眠」のためにどのようなことに気を付ければいいのか? どのようにすればいいのか? について考えていきます。
まず、今までの睡眠の常識は捨てた方がいいと思います。
夜に寝なければいけない事もないですし、8時間も眠る必要もないですし、快適な睡眠環境を整える必要もありませんし、何かを食べるといい…食べないほうがいい…というのも特に考える必要すらありません。
どえらい研究者の論文や、よく売れている本に書かれている事、どこかのブログのコラムに書かれている知識が「真実」であるという確証はありませんよね?
それはあくまで「こうなのかもしれない」、「こうであってほしい」、「こうあるべきだ」といった人の想像でしかありえません。(もちろんわたしの意見も想像でしかありませんから)
では、「より良い睡眠」のために できる事は何か…?
現在の睡眠知識を捨て去って、動物的観点に立った場合にほぼ確実だと言えること…
それは、「三時間以上は眠らなければいけない」、「身体の思うように行動する」、「身体を甘やかさない」ただこれだけです。
前の二つはなんとなくわかるかもしれませんが、身体を甘やかすなとは…?こいつナニイッテンダ?となった人も多いかもしれませんね…www
だいたいの人は「良い睡眠」を得るために、睡眠をサポートするための睡眠器具やら、ふかふかのベット、長い睡眠時間…なんてものを確保したがるとは思いますが…。
そもそもそんなクセを付けてしまっている事こそが現代人の「悪いクセ」かもしれません。
そして それが逆に「不眠の原因」になっている可能性すらあります。
・快適な環境、いつも同じ場所で眠らない
最近では寝心地の良い寝具や、睡眠グッズ、サプリメントなどの販売が大きなマーケットとなっています。
心地よい睡眠をとりたい。質の良い睡眠を…と言って自分の睡眠環境を整える人も多いはずです。(わたしもコイルベッドにふかふかの羽毛布団にくるまって眠るので、大きな声では言えませんが…www)
まず、あまりにも快適な場所で眠るのはあまり良くない。と言っておきます。
そして、毎日同じ時間に、同じ場所で眠る必要もありません。むしろ時間や、場所を変えた方が良いとさえ考えられます。
さらに 長時間眠る事は害となる可能性があり、眠るのならば短い睡眠を何回かに分けた方がいいです。
なぜこういえるのか?というと…。
何万回、何億回と繰り返されてきたであろう睡眠方法がコレだから…。です。
快適な環境や、安全な環境で眠れるのはここ数百~数千年の話でしかありませんよね?
「安全な世の中でよかったーーーwww」
それはもちろんですが、生物の身体がその変化に馴染んでいるかと言われるとそうではありません…。
さらに言うなら、その変化に合わせた進化が行われることも今後一切ないと考えられます。
なぜなら数百万年かけておこなわれた「最適解」が今現在だからぁぁぁああ!!!!www
だからこそ、新しい方法を編み出すよりも、その最適解に寄せた方が生物にとっては正しいと言える…。わたしはそう考えます。
少し話がそれたので戻しますww
上で身体を甘やかすな。と書きましたが、人の身体は甘やかすとすぐサボりますwwww
仕事をしない日が続くと やる気がなくなったり、思考能力が低下したり、物忘れが酷くなったり…そんな事が 身体の中でも同じように起こります。
基本的には 人の身体は現在の環境に適応しようとするので、ある程度のストレスをかけていないと簡単に機能を低下させてしまうワケです。
動物園の動物たちがストレスフリーなのになぜ短命なのか?それは快適な環境が本来の野生の機能を低下させてしまうからです。
全くストレスのない環境…というのは生物にとっては「良いことのようで 悪いこと」でもあるのです。
同じ場所、同じ時間、同じ寝具…そんな快適で安心できる環境に慣れてしまっては、人間の身体も同じように堕落し、活力を失い、時間も、免疫も、生きるための全ての機能を低下させてしまう恐れがあるのです。
まあ、絶対にやってはダメだ!ということではないとは思います。ですが、たまに
・固い床の上で眠る。ソファーや椅子で眠る。
・睡眠時間をずらす。不規則な時間に眠る。
なんて常識外れな事を意識してみるといいのかもしれません。
毎日同じベッド、同じ布団、同じ場所、同じ時間で眠ることが「クセ」になって、それに慣れる事によって身体は「甘えている」状態になっているかもしれませんwww
それでは動物園で飼われている動物たちと何ら変わりありません。
ベッドなんてなかった時代の人類はどんな睡眠環境だったのでしょうか?人類にとってはベッドなんてない環境の方がはるかに長いですよね?
不眠を解消したい。ぐっすり眠りたい。という人はへんてこな睡眠知識や常識にとらわれず、上で書いたような予想外の行動をとってみてはどうでしょうか?
・分割睡眠、多相睡眠、昼寝という方法について
上でも書きましたが、脳は眠りはじめの3時間で必要な休息のほとんどをとると言われています。
実際に何万年前の過去の人類は、野生に生きていたハズです。そんな環境でゆっくり8時間も深い眠りに就いてしまうのはとても危険な行為です。
「過去の人類は夜と昼に二回以上に分けて眠っていた」といったことが既に明らかにされています。
ですが…、現代に生きる人類は仕事や家事などによって、昼間にゆっくり寝れる時間はなかなか取れるものではありません。
なので、眠りの方法として「分割睡眠」、「多相睡眠」という方法もあります。
これは一度に8時間の睡眠を取るのではなく、分割してトータルで「5~8時間眠る」方法ですが…、まあ、そんなに難しく考える必要はありませんwww
もちろん時間を定める必要もありませんし、眠くならないのなら短い睡眠一回でも十分です。(夜に眠れない…その割に仕事中に眠くなっちゃう…なんて人は試してみてもいいかもしれません)
考え方としては…。
・太陽の落ちた「暗い時間の睡眠」を混ぜる。
・トータルで「5~8時間眠る」
・一回は「3時間以上の睡眠」を混ぜる。
・起きた時に太陽光を浴びる。
などを意識すれば良いと思います。
そして、最後に「昼寝」ですが、昼寝はとても効率のイイ睡眠方法だと言われています。
海外の会社などでは就業中に昼寝の時間を設けてあるところもあるそうですwww(仕事の効率がくっそ上がるらしいです)
太陽光の充満する昼間は「大量の電子を浴びる」事は確かですし、それによって熱を感じるという事は 神経細胞に暖かいという信号(つまり電子)が流れているという事でもあります。(わたしの頭では仕組みまでは説明できませんがwww)
太陽光の下(または日陰など)でうたた寝をしてしまうと、短時間で目覚める事が多いのが分かります。
暑くて目が覚めた…とか、眩しいから…といった理由で目が覚めたように感じますが、それを感じて起きたという事は、レム睡眠時の自然な覚醒をしたという事です。
つまり、ノンレム睡眠に一旦潜ってからレム睡眠で起きたという事で、「睡眠のサイクルを一周した」という事でもあります。
そういった昼寝は夜にベッドなどで寝るよりも「驚くほどに目覚めがよく」、「身体のダルさなども感じる事無く」、「疲れも取れていると感じる」ハズです。
太陽光の降り注ぐ「電子が充満した時間帯の昼寝」は、とんでもなく効率のイイ充電方法と言えるのかもしれません…。
まとめとか感想とか
今回は睡眠時間なんかに焦点を当ててみましたが、睡眠に対するアタリマエは捨て去ることが出来ましたか?
わたしたちが寝ている間に身体は何をやっているのか?冒頭でも書きましたがそれは全く分かっていない状態です。
α波が検出された?ホルモンの活動が活発化した?そんなことが外部から観測できるだけで「なぜ?何のために?ではどうすればいい?」なんてことはどんなに偉い人が言ったところで推測でしかありません。
では、わたしたちはどうすればいいのでしょうか?訳のわからない研究を信じてサプリメントを飲めばいいのでしょうか?より良い睡眠を求めて高級な寝具を買いそろえればいいのでしょうか?
そんなワケはありませんよね?
人間は「ただの動物」でしかありえません、少しばかり脳が大きく、考える事のできるただの動物です。
本質はそこらの犬猫やサルやハトぽっぽと何も変わらないのです。
わたしたちにできる事は、生物として何百万年繰り返してきたであろう環境に寄せる事。それだけでしかありません。
ですが、現代社会で生きる以上、経済活動などに邪魔をされてぐっすり眠れないこともあるでしょう。
そんな時はもっと楽に考えてください。
・無理に眠る必要はない。
・会社などで眠くなったら「トイレに籠って30分ほど寝る」(便秘がァ!とか言っとけばいいですww)
・糖を摂り過ぎない。
・眠くなったら食後でもすぐ寝る。(太りませんww大丈夫ww)
・薬に頼らない。
といった事に意識すればよいかと思います。
そして、少し余裕を持てるようならば、
・自分の身体をアルカリ状態に保つ事。
・「電子の状態」といった観点で見た食生活に気を使う事。
・そして睡眠のクセを自分でコントロールする事。
・身体を甘やかさない事
などに意識を向ければいいと思います。
ではでは、今回はここまで。また次の記事で会いましょう。
迷った羊の疑問
他には日照時間の関係…とかもあるかもしれないね。明るいうちに活動して、暗いうちに眠る…そのサイクルと、仕事の就業時間とかとも関係しているのかもしれないね。
本当にそれが正しいのかどうかは分からないけどね。まあ「〇〇時間眠らなければいけない」なんて言葉にそんなに縛られる必要もないのかな?とは思うよ。
精製されたグラニュー糖や、果糖ブドウ糖液糖、人工甘味料などは真っ先に避けるべきだよ。まあ、これは眠る前に限らず「常に気を付けなければいけない事」でもあるんだけど…www
糖の摂りすぎによって「眠くなる」、または「眠れなくなっている」人は多いと思うからね…。
むしろスマホのライトなんて些細な問題だから気にしなくてもいいレベルなんじゃないかなwww
実は「眠れない」って事が正常な状態で、「よく眠ってしまう」って事の方が異常な事なのかもしれないよ?